環境価値を重視した不動産市場形成に向けた情報整備検討業務
- 年度
2010年度
- 実施方法
計量分析(ヘドニックアプローチ)、アンケート調査、文献調査、委員会、フォーラムの実施
- 委託機関
国土交通省
- 業務の特徴
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- オフィスの環境性能が賃貸市場で評価されているかを分析
- 環境配慮オフィスビルに対するテナント企業の意識を調査
- 不動産の環境負荷に対する収益効率性を示す指標を提案
- 業務概要
- 市場で形成されるオフィス賃料に対する環境性能の影響をヘドニックアプローチにより分析した結果、統計上は有意でなかったが、環境性能が賃料プレミアムに反映される兆しは観測された。テナント企業の意識も、環境配慮への取り組みに対する重要性が認識されており、今後さらに拡大していく趨勢が明らかとなった。次に、不動産のCO2排出量に対する収益効率性を示す指標として「不動産ROC(Return on Carbon)」の検討を行い、これら一連の成果は公表されている。