都市のコンパクト性と地価の二極化
 ~コンパクト性の高い都市ほど二極化によって中心部の地価が支えられている傾向~

投資調査第2部 副主任研究員 竹本 遼太

<要約・概要>
 日本の代表的な都市を対象に地価と人口分布の関係を分析したところ、都市のコンパクト性が高いほど、都市中心部と周辺部の地価の二極化を通じて中心部の地価が支えられている傾向が確認された。本稿の分析結果からは、都市中心部の地価上昇のカギを握るのは、都市のコンパクト化であることが示唆される。

各都市における中心部と周辺部の地価変化格差

関連書籍

コンビニ難民

書 名: コンビニ難民 小売店から「ライフライン」へ
著 者: 竹本 遼太(研究統括部 副主任研究員)
発 行: 中央公論新社
発行日: 2016年3月10日
定 価: 本体820円+税
お求め方法: 一般書店、インターネット書店にて好評発売中 Amazon

コンビニは単なる小売店舗にとどまらず、経済や行政、物流など、各種サービスを提供する社会インフラであり、今後迎える超高齢化社会において「ライフライン」としての役割が高まっていくことが予想される。しかし、全国の高齢者の実に6割はコンビニ徒歩圏に居住していない、いわゆる「コンビニ難民」と推計される。「全国コンビニ難民度」データなどをもとに実態を浮かびあがらせ、課題と解消策を探る。

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