米国セカンダリーシティへの資金流入
~利回りと成長性を求めて~
要約・概要
- 米国では主要6都市※よりも、それ以外の「セカンダリーシティ」への不動産取引額が拡大し、過去最高額に達した。また、米国外からのクロスボーダー資金は、セカンダリーシティへの投資額が主要6都市を約8年ぶりに上回り、セカンダリーシティ重視のトレンドが鮮明。 (※主要6都市とは、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコ、ボストン、ワシントンDC。これら以外の都市を本稿では「セカンダリーシティ」と呼ぶ。)
- 主要6都市における価格高騰感からオフィス取引が縮小した一方、セカンダリーシティにおける賃貸住宅等の投資機会が拡大したことが主な要因。今後もセカンダリーシティへの資金流入は拡大する見通し。
- セカンダリーシティの中でも都市・エリア毎にその将来性は異なるものの、資金動向や米国特有の人口トレンドが1つの手掛かりとなる。
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