投資調査部 上席主任研究員
川村 康人
「オフィスコスト」と「生産性」
―オフィス面積の削減はペイするのか?―
要約・概要
- 企業によるテレワークが続く中で、「オフィス不要論」などが議論されている。本レポートでは、企業がオフィス面積を減らした場合に、どの程度の生産性を維持する必要があるかについて、シミュレーション分析を行う。
- 人員数を変えずにオフィス面積の一部を削減するケース、オフィス面積の増減にあわせて人員数を増減させるケースなど、様々なケースが想定されるが、いずれの場合でも、中長期において相当程度高い生産性を維持しない限り、オフィスコストの圧縮によるメリットを享受できない可能性を示している。
関連レポート・コラム
- 在宅勤務拡大によって期待・再認識されるオフィスの役割とは(2020年4月28日)