海外市場調査部長 上席主任研究員
安田 明宏
【海外不動産レポート】
香港:大規模インフラ整備と工業ビルの活性化政策
<要約・概要>
- 香港では、各地で大規模インフラ整備が進められている。この中で、九龍東(Kowloon East)は新しいCBDとして位置づけられ(CBD2)、再開発の動向に注目が集まっている。
- CBD2には、かつて香港の製造業を支えた工業ビルが多く存在する。老朽化した工業ビルは時代のニーズに合っておらず、コンバージョンや再開発が必要となっている。
- 工業ビルのコンバージョンや再開発を経て新規供給されるオフィスは、中環や金鐘といった既存のCBDの需給逼迫状況を緩和するだけでなく、大規模スペースのニーズを吸収すると考えられる。
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