建築費高騰も止まらぬ開発

私募投資顧問部 主任研究員    米倉 勝弘

<要約・概要>

  • 建築費が2000年以降で最も高い水準まで高騰している。一方で東京23区における大規模オフィスビルの供給は今後も高水準を維持して推移していくものと見られる。
  • 新築プレミアムの拡大が建築費高騰時における開発に経済合理性を与えている。
  • 新築プレミアムの拡大には、キャッシュフローに新規賃料の上昇が大きく寄与するというソフト面での競争力向上が寄与しているものと考えられる。

建築費指数(東京)と東京23区の大規模オフィスビルの供給量の推移

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